
あなたは春と聞いて、どんな色を連想しますか?
多く声があげられる色は主に、パステル系の色がイメージされます。
色は、人の印象を変えたり、その色を見ることで気持ちに変化を与えたりします。
また、カラーセラピーという「色彩医療法」というものも存在します。
今回は、春からイメージできる色の持つ心理的な効果や特徴、またその色がカラーセラピーにどのように影響するのかについて解説していきます。
春にイメージする色
まずは春に連想される色の中でも、多くの人がイメージする色をいくつかご紹介します。
- 桜や梅の花の色(うすいピンク)
- 藤の花の色(うすい紫、藤色)
- 菜の花の色(明るい黄色)
- 新緑の色(あわい薄緑色)
このあたりでしょうか。
どれも自然の花や葉から連想されるものばかりで、パステル系の色です。
繊細な色でありながらも、どこか力強さのあるような春の植物たちの力強くもはかない不思議な魅力を持っています。
春色の持つ特徴と心理的な効果
つぎに、さきほどご紹介した春にイメージされる色のそれぞれの特徴と、心理的に与える効果について考えていきます。
・桜や梅の花の色(うすいピンク)
桜や梅の花の色のうすいくやさしい印象のあるピンク色は、かわいらしい色の印象はありますが、繊細で品のある女性のイメージを与えます。
また、桜の印象が強い色だからこそ、春がやってきたという実感をしやすい季節間のある色です。
新年度を迎える春は、何かと始まりを連想させる季節であることから、新しいスタート、フレッシュ感、出会いなどのイメージする色とも言えます。
赤に近い色とも会って、ピンクには「愛情で包まれる」という幸せな感情も与えます。
また、ピンク色を好む人の特徴は、優しさを大切にし、若々しくいたいという意識を持つ人が多く、美意識が高い傾向があります。
◇藤の花の色(うすい紫、藤色)
藤の花の色のような、紫は高貴な色とされていて、上品なイメージを持ちます。
品のあるイメージを持ちつつも、優しさや包容力のような安心感もあります。
藤の色は「癒しの色」と言われるほどで、気持ちを安らげてくれる、精神面を回復させてくれるエネルギーを持っています。
紫系の色を好む人の特徴は、芸術肌の人が多く、直感で物事を判断、決断をする傾向があります。
◇菜の花の色(明るい黄色)
菜の花の色から連想される黄色は、明るく元気を与えてくれる色です。
黄色は、脳細胞を活性化させる効果を持ち、記憶力や判断力を高めてくれます。
黄色い声援と言われるように、黄色が好きな人の特徴は、太陽のような明るさと、エネルギー溢れる、社交的な人が多い傾向です。
自然と周りを明るくし、人の先頭に立ち、引っ張っていくようなリーダー気質の人も多くいます。
◇新緑の色(あわい薄緑色)
新緑の色が連想するあわい緑色は、新鮮な気持ちになり、元気やパワーをもらえる色です。
新緑は春に芽生える、自然が持つ生命力を感じさせ、精神的に疲れている時などに癒しを与えてくれます。
あわい緑色を好む人の特徴は、争いごとを好まないような平和と平等を大切にする人が多いです。
安心感を与える色でもあることから、良い人間関係を作っていくのが上手な人が多く、新しいものを生み出すような発想力が活かせる仕事などが向いています。
カラーセラピーの特徴を生かして
カラーセラピーの視点からそれぞれの色について触れていきます。
中でもピンクという色は、カラーセラピーにおいて最も優れた色とされています。
ピンクは、女性ホルモンに働きかけ、美と若さをつかさどる色です。
その他に、以下のようなさまざまな効果があります。
- 脳を活性化する
- 血行が良くなる
- 冷えの解消
- 顔色が良くなる
- 肌にハリを与える
- しわやシミ、たるみなどにも効果的
また、このような多くの効果とともに、見ているだけでも幸福感を与え、気持ちを和らげてくれるという優れた効果を持ちます。
他の3色が与える効果についても、それぞれ紹介しておきます。
黄色系
- 希望や憧れ
- 楽観的
- うつ状態の軽減
- 消化が良くなる
- 危険の認知
緑色系
- 健康・自然・若さ・安心感
- ストレス軽減
- 目が休まる
- リフレッシュ効果
- 神経・精神の安定
- 鎮痛、殺菌作用
紫色系
- 高貴・神秘的・幻想的
- 血圧・脈拍の低下
- 回復機能の向上
- 感受性・情緒を豊かにする
- 直感が冴える
春色で気持ちを明るくしよう
春の季節は、何かと不安が多くなる季節です。
そんなときに、明るい気持ちを抱かせてくれる春色を活かすことで、精神面を安定させましょう。