不登校の子供たちの中には、学校に行きたいという思いを持っている子供も実際にいるのが現実です。
あなたも何かしらの理由で学校に行きたくない、行きづらいと感じたことはあるのではないでしょうか。
これは学校に限ったことではなく、大人になってから社会人として会社に勤めていても、そのような感情になることはあるでしょう。
今回はそんな子供が学校に行きたいという気持ちを持っていても、行きづらいと感じるときはどのような状況なのか、またそのきっかけについてお話していきます。
学校に行きたく無いと思う事
先ずは、子供が学校に行きたく無いと思う事について話をしていきます。
大きく分けて、周りの友達や先生などの人間関係についての要因と子供自身の要因の2つについて考えていきましょう。
人間関係の要因。
学校に行きたくないという子供が人間関係で悩むこととして考えられる要因をいくつか挙げていきます。
- 友達と喧嘩した
- 嫌な事を言ってしまった・言われた
- 先生に怒られた
1.友達と喧嘩した
理由や原因、きっかけがどうであれ友達と喧嘩してしまうことはあります。
小さなことがきっかけであっても友達と喧嘩した後は仲直りを素直にするのが難しかったと感じた経験をした人も多いのではないでしょうか。
一時の感情ではあっても子供が学校に行きづらいとなる要因の1つです。
2.嫌な事を言ってしまった・言われた
これも喧嘩に近いことではありますが、友達に嫌なことを言ってしまった、または言われたという要因です。
悪気はなくても嫌なことを言ってしまうことは誰しもあることですよね。
これも素直にごめんと言えないことで気まずくなってしまい、学校に行きづらいと感じてしまいます。
3.先生に怒られた
友達間での要因以外に考えられるのは、先生に怒られてしまった時です。
学校に通っていれば、様々な理由で先生から指導を受けます。
その指導とともに怒られることで落ち込んでしまい、それが要因になることがあります。
自分自身の要因。
次に、自分自身が原因であるときに考えられる要因を挙げていきます
- 宿題をやってない
- 嫌いな給食がでる
- 朝起きる事・学校に行く準備がめんどくさい
- 運動会や文化祭など苦手な行事がある
- 家庭環境の要因。家庭環境が不安定
1.宿題をやってない
宿題をやっていないことが原因で学校に行くのが嫌だと感じたことがある人は多くいると思います。
これは、宿題をやっていない後ろめたさから学校に行きづらくなります。
2.嫌いな給食がでる
給食は学校の楽しみの1つですよね。
小学校などで給食が出る学校が多いと思いますが、その楽しみになる給食に嫌いなものが出ることも要因の1つです。
子供の好き嫌いの問題ですが、日々の家庭の食事で改善する対策をしていくと良いでしょう。
3.朝起きる事・学校に行く準備がめんどくさい
学校に行くためには、朝起きなくてはいけません。
また準備をすることをめんどくさいと感じることもあるようです。
これは大人でも同じ感情を持っている人は多いものです。
良い習慣を身に付けるためにも早起きすることが良いことであると子供に伝えていくと良いでしょう。
4.運動会や文化祭など苦手な行事がある
学校に行っていれば学校行事が必ずありますよ。
運動会や文化祭など様々あります。
運動が苦手な子供は運動会が嫌いですよね。
その行事で苦手なことがあると学校に行きづらいと感じる子供がいます。
5.家庭環境の要因。家庭環境が不安定
家庭環境が原因で子供の精神が安定しないことから学校に行きづらくなることもあります。
親とのコミュニケーション不足や夫婦間の不仲など家庭環境が不安定な結果、子供が気力を持てなくなることがあります。
学校にいけなくなるきっかけ
学校に行けなくなる要因をご紹介してきました。
次に、学校に行けなくなるきっかけについてお話していきます。
何でか分からないけど休んじゃった…が続いてしまう
特に理由はないが学校を休んでしまったという経験がある人がいるとは思います。
なんだか気分が乗らない、少し体調が悪い気がするなど決定的に何かの原因があった訳ではないが、学校を休んでしまったことで段々学校に行けなくなってしまうきっかけになってしまいます。
やむを得ない長期の欠席(病気、ケガ、冠婚葬祭)
やむを得ない長期欠席によって学校に行きにくくなることがあります。
入院をするようなケガやインフルエンザのような1週間近く休まなくてはいけないときなどをきっかけに学校に行きにくくなるきっかけになることがあります。
長く休むことで、自分の知らない間に友達関係が変わっていたり、勉強に置いて行かれてしまうなどいろいろな理由で行きにくくなります。
学校に行きたくなる理由を探そう
要因やきっかけについてお話してきましたが、ここで子供が学校に行きたくなる理由を探してみましょう。
無理に行かない理由を聞き出す必要はない、じっくり話を聞きましょう
子供が学校に行かなくなったときに、その理由を子供は話たくないことが多くあります。
子供は子供なりに考えていることを理解してあげて、無理にその理由を聞かずに子供が自分から話をしてくるのを待ってあげるのが大切です。
話をしてきてくれたら、その話を最後まで聞いてあげることで子供の望んでいることを理解してあげましょう。
子供にとっての楽しみは何か、子供にとっての学校に行くメリットは何かを考える。
子供は普段何を楽しみにしているのかを考えてあげましょう。
子供にとっての楽しみは何であるのか、学校にに行くメリットは何であるのかを子供目線で考えてみましょう。
友達と遊ぶことなのか、授業なのか、給食なのかなど子供が感じるメリットを考え、子供が行きたくなる環境を整えてあげましょう。
学校に行くのは大人じゃなくて子供
子供の多くは、理由を聞かれても答えられないことがほとんどです。
その理由をうまく言葉にできないのも理由の1つですが、大切なのは理由ではなく背景の話を聞く事です。
子供にとっての楽しみを一緒に見つけてあげましょう。