あなたは子供とのコミュニケーションで悩んだことはありますか?
コミュニケーションとは、言葉や身振り手振り、画像などの手段を使って交流をすることを意味します。
大人同士のコミュニケーションで悩む人が多い中、子供とのコミュニケーションこそ難しく悩む人が多くいます。
ここでは、子供とのコミュニケーションのコツをご紹介するとともに子供がどのような接し方を望んでいるのかを考えていきます。
言葉のコミュニケーション
先ずは言葉のコミュニケーションです。
人が主に使うコミュニケーションの手段が言葉を使う方法「会話」です。
その言葉でのコミュニケーションはどのように使うべきなのかを考えていきましょう。
人間には言葉というコミュニケーションツールがある
世の中の生物の中で、人間のみが使うことのできるコミュニケーションツールが言葉を使う「会話」です。
この言葉は、良い面と悪い面があるとも言われています。
言葉ががあるから伝わりやすくなる感情もあれば、逆に複雑になってしまうこともあります。
しかし人間のみが使えるからこそ、世の中を成長させたのもまた事実であり、言葉とは貴重なコミュニケーション方法なのです。
一方的でなく、キャッチボールのコミュニケーションを
大人子供関係なく、言葉を使ってコミュニケーションを図るときは、一方的にならないように気を付ける必要があります。
よく会話は「言葉のキャッチボール」が大切だと言われます。
野球のキャッチボールのように、お互いがボールを交互に投げあうというイメージを会話をするときに意識できると良いでしょう。
上手な伝え方とは
とは言っても、キャッチボールはどのようにすればいいのか、話をしても伝わらなかったらどうしようと考えてしまい、うまく会話ができなくなってしまう人がいます。
上手に伝えることは確かに大切ですが、難しく考えることはありません。
言葉を交わす相手の立場になって考えていきましょう。
相手の求めるコミュニケーションをとる
相手の立場になって考えたときに、相手の求めているコミュニケーションとはどのようなことなのでしょう。
シンプルに考えると、自分がされて嬉しいことや話しやすい内容の会話などでコミュニケーションを図るのが良いでしょう。
もちろん個人差はあります。
人によって嫌と感じることは違い、また話しやすい内容も変わります。
それについて次の項目で触れていきます。
相手に求めるものは、選択肢として提案する
前の項目で、自分がされて嬉しいことや話しやすい内容の会話が良いと言いましたが、個人差があります。
その個人差を埋めるために必要なのが、選択肢を提案することです。
話しやすいであろうと考えた質問や会話を持ちかけたときに、あなたは相手の返事、回答を求めますよね。
そうなったときに、答えが出しにくい質問、例えば「最近どうですか?」という質問です。
街にいると良くこの質問をしている人を見かけますが、何をどのように答えれば良いのか分からない質問ですよね。
このような質問ではなく「音楽は洋楽と邦楽どちらが好きですか?」のような選択肢があり回答のしやすい言葉を選ぶ意識をすると良いでしょう。
子供が望むコミュニケーションとは
簡単に相手が求めるコミュニケーションをご紹介しました。
次に子供が望むコミュニケーションとは何であるのかについて触れていきましょう。
子供は外でストレスを感じ、家でストレスを緩和させることで精神状態を保っている
子供は学校や友達、先生など家族以外の外の環境でストレスを感じやすいようです。
子供の頃は長い時間を家族と一緒に家で過ごすものです。
そのため、居心地が良く気持ちが安らぐ場所が家であり、ストレスを緩和させることで精神状態を維持しています。
子供が家にいる間は、そのストレスがより和らぐような接し方や空気づくり、環境づくりをすると良いでしょう。
褒める、認める、一緒に笑う。そして押し付けない
家でストレスを和らげる子供は、素直で自分の感情に正直なのです。
居心地の良い環境づくりや子供が話をしたくなるような接し方は、子供を「褒める」「認める」「一緒に笑う」そして「押し付けない」ことを実行することで作ることができます。
苦手な食べ物を食べたら褒めてあげたり、勉強で難しい問題を解いたときに認めてあげる、一緒に遊んで笑うなどのコミュニケーションを子供は望んでいます。
そして押し付けないというのは、大人の考えや価値観を子供に押し付けないことです。
これをやりなさい、やって当たり前、食べなさい、寝なさいなど強制力を生むような命令に近い言葉は避ける必要があります。
自由が奪われてしまうと家にいても心が安らぐことがなく、ストレスを溜め込んでしまうので注意しましょう。
コミュニケーションは大人から子供へ
大人から子供に積極的に接していき、子供が自然と大人にコミュニケーションを図るようになるのが理想の形です。
伝え方を工夫することで、勉強嫌いな子や、朝が苦手でベッドから出られない子、なかなかスマホから離れられない子への良いアプローチに繋がります。
その結果子供が悩んだときに、自分から話をするようになったり、興味を持つことが増えるなど、円滑なコミュニケーションができるようになるでしょう。